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陽だまり通信vol.17

[2012.10.01]

精神療養病棟についてお話します

好生会三方原病院病院長三浦一也

私たちの病院の病床は全部で2 7 8床です。 その内訳は精神科急性期治療病棟4 8床、 精神療養病棟1 8 0床、 認知症治療病棟5 0床です。 今回は「精神療養病棟」についてお話しましょう。 当院には第3病棟、 第7病棟、 第8病棟という3つの精神療養病棟があリます。 同じ精神療養病 棟でも、 病棟の出入りロにカギがかかっている閉鎖病棟とカギのかかっていない胴放病棟に分か れており 、 退院して地域で生活をするために必要な能力を得ること、 今持っている能力を失わず 維持することを目標に一人ひとりに合った看護・福祉・医療を行っています。 精神療養病棟とい うと、 「ずっと長期間入院するところ」というイメ ー ジがあると思います。実際に、当院の精神療養病棟は急性期の治療は終わったけれども、 退院することに対して強い不安がある方々や 、 退 院先がまだ見つかっていない方々がおられます。 そのような方々に対して 、 患者さんご自身 、 ご家族、 担当医、 看護師、 精神保健福祉士 、 作業療法士などが集まり、 その方の社会参加のために 何が必要なのかを話し合い 、 退院までの計画を立てます。ずっと病棟で過ごしていると、季節の 移り変わりに気づきにくくなりがちです。 季節を感じていただくために 、 夏祭りや運動会等の季 節の催しも行っています。 当院の治療を経て、 地域や施設に遠院した方々は沢山おられます。 療養生活で学んだ知識や対人スキルが身について 、実際の生活にいかされている方々もおられ、毎日が充実しているという報告も何度かお聞きします。

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