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令和2年12月受審の病院機能評価でS判定(2項目)をいただきました

2項目でS判定の結果になりました

各審査項目は、「S:秀でている」、「A:適切に行われている」、「B:一定の水準に達している」、「C:一定の水準に達しているとはいえない」の4つのレベルで判定されます。今回の審査では2項目においてS判定の結果となりました。
※「病院機能評価データブック 2020年度」別冊へも掲載されます。

S判定の取り組みについて

1.5.4 倫理・安全面などに配慮しながら、新たな診療・治療方法や技術を導入している
【適切に取り組まれている点】
新たな診療・治療法については、極めて積極的に取り入れており高く評価できる。すでにクロザピンは導入されており、2020年5年からはm-ECT(修正型電気けいれん療法)が開始され、それぞれ相当数の実施例がある。実施にあたっては、近隣の総合病院の血液内科や大学病院の麻酔科の支援を受けている。また、地元からの要請もあり、外来でのリワークプログラムや発達障害者ミーティングなどが開始されている。リハビリテーション部門ではすでに言語聴覚士が活躍しており、今後リハビリテーションスタッフも増員して、高齢化する患者のADL改善を目指している。臨床研究に関する倫理的な問題の審査は人権・倫理委員会が担当することになっている。

2.2.25 必要な患者に継続した診療・ケアを実施している
【適切に取り組まれている点】
入院中のサマリー等の情報を活用して、必要な患者への継続したケアが実施されている。精神科デイケアや訪問看護ステーション部門が機能し、地域との連携が構築され、リワークプログラムをはじめ患者のニーズに合ったプログラムが提供されている。退院後の相談機能も整備されている。必要時には退院前訪問看護やデイケアの体験入所等を実施している。患者のニーズの把握に着目しながら、生活技能向上、就労支援等、多様なプログラムを設けて取り組んでいる。近隣クリニックや作業所とも密に連携しており高く評価できる。

より質の高い医療を目指して

院長よりひと言
令和2年12月に、財団法人日本医療機能評価機構による病院機能評価を受審し、4度目の更新認定を受けることができました。当院は、精神科急性期治療病棟・精神療養病棟・認知症治療病棟を展開し地域ニーズに貢献しております。「患者様一人ひとりに最適な医療・福祉サービスの提供」との理念から患者様やご家族の意思決定を支援していくこと、多職種チームで患者様をサポートしていくことを目指しています。そのために患者様に寄り添い、想いを確認すること、各職種でカンファレンスを行いながら患者様に何が必要なのかを考え実践していくことを心がけてきました。部署間・部門間でタイムリーに情報を共有し、医師や看護師、薬剤師、公認心理師、管理栄養士、精神保健福祉士などと連携しながら、患者様の目標に向けてケアを提供しています。

今回の結果は一部門だけの努力で得られたものではなく、診療、看護、事務部門のそれぞれが強みを活かしコミュニケーションを図りながら、より良い医療の提供を目指してきた結果です。今回の更新認定で高評価を得ることができましたが、これに満足することなく、今後もより一層質の高い医療・看護の提供に尽力してまいります。

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